とっても長い一日

今日は幼稚園の一日入園の日。
悪太郎はとってもたのしみにしていた。
本当は行ったら園庭で遊べるはずが、今日はあいにくの雨。
ホールで遊べるのかなぁと思ったら、到着したらまずくじをひいて、うちはCと書かれた教室へ入ることになった。
そこは今年中さん、4月からは年長さんになる子供たちのクラス。
9時10分までは自由に遊んでいる。
悪太郎も適当におもちゃを見つけて遊んでいる。
クラスのほとんどが先生の周りで折り紙をしているけど、悪太郎はまだこっちの方に興味はいかないようで…。

その後は、みんなが座って新しいお友達も座らせてもらって、円になる。
挨拶とか自己紹介とか…。
ま、そこまではよかったんだけど…。
はじめは円の対面に母は立っていて、悪太郎の顔が見える位置に立っていた。
親は椅子がないから妊婦の母にとってはかなりしんどかったわ…。
おまけに子供の動きの理由とかを先生は追及するからなかなか進んでくれないし…。
子供の動きをちゃんと把握して、指導してくれるのは本当にこれからは悪太郎にとってはとってもいい先生だなぁとは思うんだけど、今日はスピードアップのため少しは起こってでも早く進めて欲しかったわ…。
と言うのは母のわがままか…。（笑）
その後、悪太郎が母を呼びに来た。
めずらしい。
で、自分の後ろに立って欲しいと言う。
あいにく、悪太郎の後ろは壁だったのですぐ横のところに立っていたんだけど、悪太郎は母がしんどそうにしていたから、気を使ってくれたのか、それとも自分のそばにいて欲しかったのか、さっきまでお友達が座っていた一席の空席の椅子を指して、「ママ、ここ座っとき。」と。
結局、母のすぐ前の椅子に移動してそこへ座って落ち着くことになった。
母は立ちっぱなし。
それから、お兄ちゃんお姉ちゃんが作った花のわっかをもらって、一応ホールへ移動することになった。
でも、お兄ちゃんやお姉ちゃんの詩の朗読を聞いたり、あんまり身につけることが嫌いな悪太郎はたぶんこの辺りから退屈に感じていたようだ。
そこから、「あめちゃんが食べたい。」と言い出した。
それもホールに移動しても「あめちゃん、あめちゃん。」と泣き叫びだし、（普段そんなことで泣き叫ばない…。）挙句の果てにはホールでおにいちゃん、おねえちゃんの歌の発表会だったので追い出されることになった。
よくよく聞いてみると、「悪ちゃんも歌いたい。」と。
「一緒に歌ったら。」と言っても「歌わからない。」と。
確かに…。
といって言っていることをかなえてあげることもできず、母は泣き叫ぶ悪太郎を抱っこすることしかできなかったよ。
最後は、「ママと一緒にあそこ行きたい。」というので、終わってから舞台に一緒にあがってちょっと納得したようで帰ることにした。

ひとつ思ったのは、園長は、「あめちゃん欲しいの？あめちゃんは帰りに買ってもらい。」と、悪太郎の気持ちを理解してないと思ったこと。
でも、主任の先生は忙しい中、こちらに気を配ってくれて「やりたいという気持ちは大事ですよ。」と何度も言ってくれたということ。
あと、普段名前は名字が言えないのに、自己紹介のときはじめて姓名で答えることができた。

本当なら園庭でひと遊びというところだったんだけど、あいにくの雨。
家へ帰ることにした。
飴を口に入れてあげるとご機嫌になってくれた。

家に帰ってからは、朝が早かったので、11時半頃「お腹がすいた。」と。
12時にご飯を食べ始め、12時半には寝たいと…。
布団をリビングにひくことを要求されて、そのとおりにしたのに一向に寝てくれない。
掃除もしたいのに…。
おまけに幼稚園の帰りに飴を食べたにもかかわらず、「飴を食べたい。」と。
「食べたやん。」と言ったら、「おうちへ帰ったら飴食べるって言ったでしょ。」と。
しばらくして、布団を片付けて、掃除開始。
晩ご飯を作って、雨の中お習字へ行くことにした。
雨が降っているので近くのスーパーに置いて行ったんだけど、これまた1時間待ち。
帰ってきたのは7時過ぎ。
それから、ご飯を食べて、お風呂へ入って、お風呂からあがっても一向にパンツもはかないし、それまでにうんちは2回ももらすし、おふろあがってからももう一度うんちをするし…。
また、それを怒られるからと思って隠すし…。
だんだん母は腹が立ってきた。
なのに、本は読めとか、要求ばかり。
で、ついに母の堪忍袋はぷちんと切れた。
悪太郎が母を部屋から閉め出したのだ。
こっちも腹が立って、電気を消したから、悪太郎は大泣き。
なんか母も頭ではわかってるんだけど、腹が立つし、幼稚園のこともあって泣けてきた。
「ママ、泣いたらあかん…。」と。
でも、まだ絵本は読めと要求。
なんて、やつ…。
「タオルちょうだい。」とか…。
結局一緒にティッシュを取りに行って、その後、悪太郎は丸くなって眠った。
とんだ一日だった。